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少年サッカー指導の考え方
「少年は小さな大人ではない」。
これが少年サッカー指導の出発点です。
一生サッカーとつき合っていくことのできる「サッカープレーヤー」にするために、
小学生年代でとんな指導が望ましいか考えていきましょう。
3.サッカーの楽しさを伝えよう〜コーチの果たす役割〜
少年サッカーの指導にたずさわるコーチは、その少年にとっては、サッカー界で最初に出会う指導者ということができます。
その役割は、まず何よりも、サッカーの世界の扉をノックした少年たちにその魅力を伝えることです。サッカーは楽しいゲームであることを、まず少年たち自身が強く感じられるようにしなければならないのです。
そして、それによって、生涯にわたって何らかの形でサッカーにたずさわっていく人を育てるということを意識しなければなりません。Jリーグの選手になるだけがすべてではありません。優秀なレフェリー、サッカーチームのドクター、クラブを運営するマネジャー、サッカーをよく理解したファン。サッカーが楽しいからこそ、そうした人びとが生まれるのです。
もちろん、コーチとしての最大の夢は、世界に通用するプレーヤーを育成すること、プレーヤーとしての基礎づくりをすることにあります。一流プレーヤーになることは少年たちの夢でもありますが、同時に、一流プレーヤーを育てることは、コーチの夢であり、共通の目標なのです。
現在、少年サッカーの指導にあたっている人の置かれた状況や活動の条件は、それこそ千差万別といっていいでしょう。
私たちのように「専門職」としてコーチをやっている人もいれば、学校の先生として、あるいは、地域のボランティアとして活動している人もいます。
しかし少年にとっては、「サッカーヘの夢」をかけた「最初の指導者」であるという点で何も変わりはありません。立場は違っても役割は同じなのです。
サッカーを愛する者として、サッカーが盛んになり、文化として根づき、優秀な選手が多く生まれ、日本が国際舞台で活躍できるようになることの一翼を担うことは大きな青びのはずです。そのための心・技・体のすべての面における基礎づくりをするのだということを忘れてはならないでしょう。
そうした指導は、同時に、サッカーの世界に飛び込んできた少年にサッカーの楽しさを教え、一生涯いろいろな道でサッカーと親しんでいくための基礎づくりでもなければなりません。
無限の可能性をもった少年たちに柔軟な姿勢で向き合い、彼らの可能性を最大限に引き出す指導こそ望まれているのです。
「ジュニアサッカー小学生の練習メニュー」編著 横浜マリノス より
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